湯治部屋の多くは豊沢川に面し、障子、ガラス戸を開け放てばせせらぎと、流れが刻む渓谷の緑、そして瑞々しい香りが部屋を満たします。部屋にはお茶のセットが乗った小さなテーブル、これまた小さなテレビ、それに古ぼけた冷蔵庫が1つあるだけ。畳に肘をついてコロリと横になれば、まるで渓谷のただ中に横だわっているような開放感と自然との一体感に、やがて気分まで軽くなってきます。大沢温泉の自炊部には、調理のための炊事場と、副食材や日用品が揃う売店のほか、朝・昼・夕食の時間に営業する食事処があります。
[参考サイトのご紹介]
下呂温泉 水明館
http://www.jalan.net/yad328767/
平湯温泉
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50465.html
宇都宮 ホテル
http://www.jalan.net/hotel/080000/LRG_080200/
矢板 ホテル
http://www.jalan.net/hotel/080000/LRG_080600/
臼杵市 ホテル
http://www.jalan.net/hotel/440000/NO_102069/
すべて自炊してもよし、昼だけ食事処へ行くもよし。あるいは手間を省いて、3食とも食事処で……と、予算や目的に応じて自由に選ぶことができます。2〜3月の湯治シーズンともなれば、炊事場は朝夕湯治客で賑わい、話し声にあふれます。「多く作ったから……」と、おかずを交換しあう風景も見られるそうです。夕刻にちょっと覗いてみると、80歳は超えているかと思われるおじいちゃんが、惣菜をこしらえています。「大変ですね」と声をかけると、「いやいや、じっとしていても退屈だからちょうどいいんです」。その、少しはずかしそうな笑顔に思わず嬉しくなりました。普段とは違った、湯治場ならではのゆったりした時間を満喫している様子なのです。