旅人が京都を訪ねる。その目的の多くが「京都の食」にあることは論を俟たない。京都は美味しい、京都は美食の宝庫だ、京料理こそが日本を代表する料理だなどなど、こぞって京都の食を絶賛する。普段は辛口の知識人、文化人とて、こと「京都の食」となると、とっておきの店を紹介し、「京都の食」に通じていることを誇らしげに、無邪気に語る。そしてその比較の対象となるのは大抵が「東京の食」である。「京都の食」が如何に素晴ら
自虐的なまでの「東京の食」批判... の続きを読む
実は船旅でなく陸上の旅でも船旅なみの退屈な時を作ってしまう。せっかくハンブルクにやってきたのに半日ホテルで昼寝してしまったりする。見物にも出ないで目が覚めたらああハンブルクにいたのだっけ、と気がつくとこれがまた旅をしている喜びになる。船に乗り込んで大きなスーツケースの中味を服は洋服ダンスにシャツは引き出しにと全部所定の場所に片づけてしまうと、そのキャビンはわが家になる。自分の家に住んでいてここは何
船旅なみの退屈な時を作ってしまう... の続きを読む
一二月に紅葉?と冴る向きも少なくないだろうが、温暖化のせいで季節がずれてきた今、やむをえないだろう。京都は既に熱帯に入りつつあるのだから。とはいえ、やはり紅葉は秋の間に見ておきたい、という心情も理解できる。季節を重んじるのは当然のこと。秋の盛りに紅葉狩りをしてこそ風情があるというもの。いずれにも役立つよう、時季を追うように、洛外の周辺から順に辿る。春は里から、秋は山からやってくる。早い秋から晩い秋
名所総論として... の続きを読む
郊外においても、平野部ならその原則はだいたい同じ。ただし、山間部では、事情はちょっと異なってきて、川沿いは深い谷間となるケースが多い。そういうところでは、川筋の道は、直立した崖の下にあることもあり、落石や通行止めの多い要注意の道であることがままある。ダム湖に沿う道なども典型的なので注意しよう。自然に恵まれたエリアの中で、水辺の最たるものは海岸線だ。地図を見ていると、砂洲や潟湖や入り組んだ海岸線など
水辺の代表格は海岸線... の続きを読む
店の入り口にオープンを待つ列ができる人気ブッフェもある。京王プラザホテルのスーパーブッフェ「グラスコート」もその一つだが、ここではこんな出来事があった。料理長は、二ヵ月に一度ほど姿を見せる、ある母娘に注目していた。お母さんは目が見えず、不自由を強いられていたが、小さな娘さんがいつも甲斐甲斐しく世話をしており、そこに微笑ましい親子の情愛を感じたからだった。ある日、料理長は、その女の子に声をかけてみた
女の子と友だちになれた料理長... の続きを読む
自分自身の感性や知性や身体を通して、その土地を見た人は違う。実際、日本ほど多様な差異に満ちた空間はないのではないかと思える。テレビメディアのすべてがそういう繊細な地域性を表現できなかったというわけではなく、1970年代のNHK番組『新日本紀行』には、時間をかけた取材で土地の視点に同化したような、息を呑む作品もあった。というわけで前振りが長くなってしまったけれど、県ごとの個性はもちろん、市町村ごとに
特色のある街をスローに走る地方都市は面白い... の続きを読む
年末年始に、大人数で海外旅行に行くことを計画しています。両親2人と私の家族5人、そして兄の家族4人、弟の家族4人の合計15人です。結婚するまでは、家族で国内旅行をよくしていたのですが、兄弟もそれぞれ独立し、それぞれに子どもができてからはみんなで旅行にいくこともありませんでした。皆で旅行に行くのは久しぶりのことなので、とっても楽しみです。両親の分の旅費は、兄弟3人で分割して出すことにしました。両親も
3世代で楽しむ海外旅行... の続きを読む
先日、東京から来た友人を食堂に案内すると、「ンブシー(野菜の煮汁の多い汁もの風の煮物)」というメニューを見てびっくりしていた。「『ン』が頭につく言葉なんて、私の知っている日本語にはない。やっぱり沖縄の言葉は外国からの影響を受けているに違いない」というのだ。そこで「ン」のつく言葉がどれくらいあるかを調べてみると、『沖縄語辞典』に131もの言葉が掲載されていた。ではどうして「ン」のつく言葉が沖縄にある
友人を食堂に案内する... の続きを読む
先日、1歳半になる娘を連れて、はじめての家族旅行に出かけました。旅行先は北海道です。小さい子供を連れていくにあたり、特に心配だったのが、私の娘はまだおむつがとれていないので、トイレの問題でした。その辺りの不安を旅行会社で対応して下さった窓口の女性に相談したところ、おむつ台があるトイレの場所を教えて下さったり、更には、ホテルの近くの小児科やおむつ等子供用の日用雑貨が購入できるショッピングセンターまで
小さな子供を連れてはじめての家族旅行... の続きを読む
昔はよく、家族みんなで家族旅行をしていました。祖母が2年前に転倒して、半身不随になってから、父と母は祖母の介護に追われていて、旅行どころではありません。まして、ほぼ寝たきりの祖母と一緒に旅行するなんて、絶対無理な話だと思っていたんです。いろんなところを旅するのが大好きだった祖母なので、きっと辛い思いをしていることでしょう。そんな時、テレビを見ていたら、不可能を可能にする旅行のプロ!を紹介していまし
家族旅行を旅行のプロに依頼する... の続きを読む