先日、東京から来た友人を食堂に案内すると、「ンブシー(野菜の煮汁の多い汁もの風の煮物)」というメニューを見てびっくりしていた。「『ン』が頭につく言葉なんて、私の知っている日本語にはない。やっぱり沖縄の言葉は外国からの影響を受けているに違いない」というのだ。そこで「ン」のつく言葉がどれくらいあるかを調べてみると、『沖縄語辞典』に131もの言葉が掲載されていた。ではどうして「ン」のつく言葉が沖縄にあるかというと、これは琉球方言が日本祖語から分かれて以降、「ミ」や「ム」「ウ」といったものが「ン」に変化してきた結果なのだという。
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内地にも「ンマ(馬)」とか「ンメ(梅)」といった言葉が残されているが、これも琉球方言と同じウが変化してきたものだ。琉球方言の面白いところは、本土方言と分岐してから現在にいたるまで、中国語などの影響を受けてきていることだ。